ミスチルの曲「others」を聴いて
今日はミスチルの曲を聴いて感想を書こうと思う。
最新のアルバム「SOUNDTRACKS」から
「Others」を紹介したい。
この曲は結論から言うと
不倫の歌
しかし、それを否定も肯定もしない独自の桜井さんの考えを提示している。
それを今から紐解こうと思う。
テーブルの上の灰皿
アメリカ史繙く文庫本
それはきっと彼のもの
ここから、主人公は「他の者」である「君」の彼氏(夫)にまつわるものを提示してそれを彼の部屋でみつける。
そろそろ行くねって僕の言葉を待っていたかのよう
無駄のない動きで君はそう僕に手を振る
主人公の不倫相手である彼女(君)は何もかも分かっていたかのように去りゆく主人公に優しく手を振って、また来るのを待ち望んでいる。
君の指に触れ 唇に触れ
時が止まった
固い氷は溶け 体中をすべる
二人の熱で
主人公と君は愛し愛されていて、艶かしいシーンが登場し曲の雰囲気を盛り上げている。
何が起こったの しばらく何も考えたくない 窓の外の月を見てる
行為が終わって、興奮した二人なので何が起こったかもわからなくなった二人に静寂な月を見ているのか見られているのかわからなくなっている。
この歌詞からわかるように「others」という「君」と主人公は愛し合いされているが、
桜井さんは
「愛し合いされてたとしても 沿う感じられるのは一瞬で その一瞬を君は僕に分けてくれた」
と歌っている。つまり永遠の中の「一瞬」を生きる僕らにとって、それはかけがえのないものであり、「一瞬」の刹那と僕達の「性(さが)」を表現した一曲となっているのではないかと考える。
だから、不倫も「一瞬」だが、また愛することも「一瞬」なのだ。